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一生懸命に生きるということ
今のこと
親からもらった、たった一度きりの人生。その限られた時間をどう生きるか――。この問いは、誰にとっても避けられないものでありながら、答えの出ないまま日々に埋もれてしまいがちだ。 最近、三島由紀夫の『葉隠入門』を読み進める中で、私は「死を覚悟して... -
今日の風
今のこと
なぜだろう今日の風は どこか懐かしくて忘れたはずの名前を 胸の奥で呼ぶようだった 誰にも届かない声それでも空へ放つと少しだけ 心が軽くなる気がした -
遥かなるときへ
今のこと
ひとの心には言葉にならない風景があるひかりと影のあいだに揺れる名もなき日々の面影 時は流れ幾度も空は色を変え忘れたはずのものがふと 胸に触れる夜がある いま 静かに綴る声なき想いの残響それは誰かに届くためではなくただ ここに在った証として ... -
遥かなるときへ目を閉じる
今のこと
雨はほとんどやんで雲の下で 街は濡れたまま静かに息をひそめているそんな 灰色の光がさすころふと 遠くの記憶が呼びかけもせずに 胸の内に降りてきた 誰かの笑顔のぬくもりに似たかすかな光の中に浮かぶ輪郭どこかで見た気がする風景の切れ端曖昧なま... -
雨の終わり、連休のあと
今のこと
静かな雨がカーテン越しに世界を淡く塗り替える ざわめきも歓声ももう遠く、たたまれたレジャーシートのように この連休僕は旅に出なかった万博にも、渋滞にも、計画にも背を向けてただ、机と本と、少しの仕事のなかに静けさを見つけていた ページをめくる...